実際に留学して学校の良かった点を教えてください

校長先生や事務の方がとても親身で、いろいろと相談に乗ってもらえました。先生たちの質も高かったです。

さらに、日本人を含め、アジア人の割合が低かったです。

メキシコ人、コロンビア人、ブラジル人の割合が多かったです。

彼らは英語の発音に癖があるので、非常に良いリスニングのトレーニングになりました。

経験上、発音のきれいな英語だけを聞き取れるようでは、世界に出て行ったときに困ることが多いと思います。

英語を母国語としていない人の英語を聞き取るトレーニングは大変有用だと思います。

学校の改善点などはありますか？

アットホームな学校を希望していたので仕方がない部分も多いのですが、生徒数が少なく、クラス数が少なかったことが残念でした。

私が通った時は、General EnglishコースはIntermediateクラスまでしか開講しておらず、それよりも上のレベルだった私はIELTSクラスに入らざるを得ませんでした。

きっと生徒数がもっと多ければ、もっとたくさんのクラス・コースを開講できるのだとは思います。

今回はアットホームなところがいいと思い生徒数の少ない学校を選びましたが、生徒数が少ないということは、クラス・コースの数が少ないこともあり得るということを学びました。

あとは、アクティビティの日や回数を増やしてほしいと思いました。

現在は毎週水曜日、モーニングクラスのあとの1時間のみでした。

留学生活の思い出エピソードを教えてください

大人になってからの語学留学としては、今回は4回目でした。

今までいろんな国、学校へ行き、いろんな友達ができ、様々な文化にも触れてきました。

そういう体験からの学びは、とても大きかったと思います。

しかし、肝心の英語力が上達したかというと、語学留学は2～3週間程度のものでしたので、今まで大きな上達を感じたことはありませんでした。

私の中では、2～3週間の語学留学の目的は、英語力のアップではなく、下記の3点でした。
①英語力維持
②時代とともに変わっていく新しい英単語・英語表現のインプット
③英語を第二外国語として話している人が話すくせの強い英語への慣れ

しかし、今回の留学では、なんとリスニングが飛躍的にアップしました！

私は発音に癖のある英語を聞くのが大の苦手で、今回も留学当初は、先生の英語はある程度分かっても、生徒たちが話す英語がほとんど聞き取れませんでした。

このためレッスン中の会話の練習には本当に苦労しました。

ところが、メルボルンに到着してから9日目にあった課外授業に参加している最中に、突然ポンっと「耳が開いた」感覚になりました。

ついさっきまでクラスメイトたちの言っていることがまったくと言っていいほど聞き取れなかったのに、突然聞こえるようになったのです。

ゾーンに入った感覚でした。

先生の言っていることも以前よりももっとよく分かるようになり、もともと話すのは得意だったため、町中での店員さんとの会話も問題なくなりました。

あまりにも突然のことで、英語が一気に聞こえるようになるなんて、想像もしていませんでした。

今もまだ耳が開いたままなので、それがどれほど続くのかわかりませんが、なるべく長く続くよう、これからも生の英語をYouTubeやBBCなどで聞き続けたいと思います。

なお、私の英語学習のゴールは、「酔っても楽しく会話すること」です。

今までは、全神経を集中させないと英語を聞き取れなかったので、酔ってしまったらもうアウトでした。

でも、もしかしたら今ならいけるかもしれません。

満足のいくほどには聞き取れないとは思うけど、このまま英語学習を続けていけば、将来、ほろ酔いながら英会話を楽しめるかも、と本気で思い描けるようになりました！

今、留学について悩んでいる人へのメッセージがあれば教えてください

いろんな人がそれぞれいろんな目標・目的で留学を考えていると思いますが、まずは第一歩を歩き始めてみてください。

そして、継続してください。

もしかしたらはじめから満足のいく留学はできないかもしれませんが、何回か繰り返すうちに、満足いくように自分で調整できるようになってきます。

そして、世界中にともだちがいることは、人生を豊かにしますし、世界中の問題が自分の問題のように考えられるようになります。

そして、日本に生まれたことに感謝できるようになると思うし、自分の家族をより大切に思うと思います。

だから、一歩踏み出してみてください。がんばってください！